コラム
「漫画」に対して思うこと
漫画が好き。言うのは簡単です。私は漫画が大好きです。
私は縁あって漫画の編集を生業としています、そんな私が漫画が好きだというからにはその表現方法を示さないといけないと考えます。
今や漫画は、読みたい人よりも描きたい人の方が多いんじゃないかって思うことがあります。
出版を介さず自分から発信することが容易になったインターネット全盛の社会。
多種多様な作品がたくさん満ち溢れ、また日夜生み出されている。
そんななかで私はプロの作家さんと関わっています。
お付き合いのある作家さんの作品を、読みたい人に届けることこそが編集者としての私にとっては「漫画が好き」ということの表現の仕方です。
ただ出版すれば終わり、お金を払って宣伝広告をすれば良い、という時代ではなくなりました。次々に生み出される新しいアイデアで漫画を含むエンターテイメントの表現、宣伝方法も進化しています。
既存の方法では多すぎる情報に埋もれてしまう。
いわゆる下請け業者である私たち編集プロダクションも職業として生き残るためもあり今までのあり方から脱却して進化する必要性を感じています。
どうやって私たちが関わった漫画の面白さを伝えるか。
私たちにしか出来ない新しい伝え方があるのではないか。
そんな思いから、大沢企画は新しい取り組みにチャレンジしはじめました。
僭越ではありますが、まずは今まで関わっていただいた作家さんや、これから新しくお付き合いをしていくことになる作家さんのお手伝いが出来れば、更には出版社をはじめとする漫画業界に関わる人たちを巻き込んで
楽しい表現をすることが出来れば良いなと思います。
自分たちが楽しんで創作したエンターテイメントならば